民間から。公共広告40年

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2005年度作品

あなたが大切だ。テーマ「命の大切さ・コミュニケーションを通して」
企画・制作:博報堂、掲載メディア:テレビ/ラジオ/新聞/雑誌/ポスター

命の大切さ。これまでのACのテーマの中でも最も根源的かつ大きいテーマだと思いました。この問題に今どうアプローチすれば救いや希望を見出せるのか、自問自答する日々が続きました。悩んだ末に出てきたのが「あなたが大切だ。」というシンプルなメッセージです。人間は誰しも関係性の中で生きています。それをまわりくどく表現するのではなく、静かな、しかし確かな心の叫びとしてずばりと表現する。メッセージを分かりやすく、ストレートに訴求していくことをテーマの基本としました。

TEAM HOKKAIDOテーマ「地域活性化」、企画・制作:電通北海道、掲載メディア:テレビ/ラジオ/新聞/雑誌

北海道地域で展開したキャンペーン。心のどこかに「どうせ北海道だし」というローカルのコンプレックスを抱え、自分達に自信を持てないでいる北海道民。そんな道民の気持を鼓舞し、北海道の 元気を作り出していく作品です。企画の背景となったのは、北海道に歴史的な勝利をもたらした、2004年、夏の甲子園。あのとき誰もが感じた“熱い感覚” を、道民の心理面から描写し、自分達もやればできる、次はオレ達の番だ、と勇気付けます。

雑木林の教室テーマ「命とコミュニケーション」、企画・制作:仙台博報堂、掲載メディア:テレビ/ラジオ/新聞

東北地域で展開したキャンペーン。岩手県衣川村立南股小学校にある「雑木林の教室」。ここでは学校脇の雑木林で、子どもたちは植物や動物たちとふれあい“いのち”の大切さを自然と学んで いきます。学校や塾・家庭教師など、教育方法はさまざまですが、もっと柔らかく発想すれば“はぐくみの場”は無限に考えられるのではないか。何気ない取り組みに見えて、この授業はわたしたちにいろんなことを考えさせてくれるはずです。

「TOKYO」を取り戻そうテーマ「東京に美しい自然を」、企画・制作:(株)電通、掲載メディア:ポスター

東京地域キャンペーン。東京の環境問題について、ひとりひとりに関心を抱いてもらうために、自然が破壊された今の状態を見せるのではなく、ほんの百年前や数十年前にはあたりまえのように身近に自然があったこと、当時の美しい東京を人々が愛していたことを提示します。 歌や小説に描かれた美しい東京を見せることで我々も昔の人に負けずに「TOKYO」を愛し、かつての姿を取り戻せるようにきれいにしていこう、と呼びかけます。

続・江戸しぐさテーマ「東京のマナー」、企画・制作:アサツー ディ・ケイ、掲載メディア:ポスター/バナー広告

東京地域キャンペーン。"江戸しぐさ"を題材に、東京で都市生活をおくる人を対象とした公共マナー広告の第二弾。昨年度は、東京都民の先輩、江戸っ子が“江戸しぐさ”と いうイキな都会生活の知恵を持っていたことを紹介しました。2005年度は、具体的なシチュエーションや使い方を範例として見せることで、より行動を促す ことを意図しています。大人も子どもも、この広告を見てイキにマネしてくれることを願って。

Shall we drive?テーマ「運転マナー」、企画・制作:電通中部支社、掲載メディア:テレビ/ラジオ/新聞/雑誌/ポスター

名古屋地域キャンペーン。名古屋をはじめ中部地区は自動車王国として知られる土地柄。しかし、いまだ悪しき伝統として残っているマナー知らずの運転に、今回は改めて警鐘を鳴らし ます。マナーが大切とされる社交ダンスの動きに華麗に置き換え、バッドマナーな運転の迷惑さや滑稽な恥ずかしさとともにその危うさも、ズシリとシリアスに 伝えます。車のマナー違反は単に恥ずかしいだけではなく、命に関わる問題なのだと再認識を促す作品です。

「一人にならない。一人にさせない。」テーマ「子供を守ろう」、企画・制作:電通 関西支社、掲載メディア:テレビ/ラジオ/新聞

大阪で展開したキャンペーンです。近年、幼い子供が犠牲になる凶悪犯罪が多い関西地区では「子供を守ろう」というテーマを掲げました。警察庁の平成15年調査によると、関西地区で発生し た連れ去り事件の82%は、子供が一人でいる時に起きています。そこで、身を守るために常に群れで行動しているシマウマをモチーフにして「一人にならな い。一人にさせない。」というメッセージを伝えていきたいと思います。大きな反響にこたえて、2005年11月からは、全国版に改訂し、東京、名古屋地域の46のテレビ局でも放映されました。

裸の王様テーマ「公共マナー」、企画・制作:電通西日本岡山支社、掲載メディア:テレビ/ラジオ/新聞

中四国地域キャンペーン。知らず知らずのうちに公共マナーを破っている私たち。指摘されるまで気がつかなかった、という人も多いことでしょう。そこで、「公共マナーを守ろう」と声高にアピールするよりも、まず「それはちょっと恥ずかしいよね」と気づかせてあげることが大切だと考えました。 公共マナーを守らない人を、自分のことしか見えていない「裸の王様」に置き換えます。彼の滑稽な姿を笑いながら、自分自身を振り返ってもらう企画です。

アニマル浜口の親子論テーマ「家庭・親子のコミュニケーション」
企画・制作:ビービーディオー・ジェイ・ウエスト、掲載メディア:テレビ/ラジオ/新聞

九州地域キャンペーン。親子のコミュニケーションの秘訣は、うまくやろうとせず、本気で子供と向き合うこと。子供のせいにする前に、親自身が自分を磨くこと。オリンピックで娘 さん共々日本中を感動させたアニマル浜口さんを起用し、子供を全力で応援する父親像を描きます。始めは応援する声がとどかないが、何度も何度も全力で応援 すると、親子を隔てている障害が突き破られ、親の気持ちが伝わる様をインパクトを持って描きます。

絵本を読んであげてください。テーマ「コミュニケーション」、企画・制作:アドスタッフ博報堂、掲載メディア:テレビ/ラジオ/新聞

沖縄地域で展開したキャンペーン。子どもにとって一番大切なのは「親とのコミュニケーション」。この企画では、母親に比べて子どもと接する時間が少なくなりがちな父親に焦点を当てまし た。すぐにでもできるコミュニケーションの一つとして心の成長に効果があると、最近教育の現場で注目されている「絵本の読み聞かせ」に着目。「絵本の読み 聞かせ」を通していっしょに過ごす時間の大切さ、すばらしさを伝えていきます。

AC(公共広告機構)って、なに?テーマ「公共広告機構の活動紹介」、企画・制作 アサツー ディ・ケイ、掲載メディア:新聞

公共広告機構(AC)の活動をお伝えする3つの新聞広告が、北海道新聞、河北新報、中日新聞、大阪日々新聞、中国新聞、西日本新聞をはじめ19の新聞社のご協力で掲載されます。「少しでもヨノナカをいい方向に変えられたら」というACの具体的な行動への提言を紹介しています。

「2004.10.23 そのとき僕らは」おにぎり篇企画・制作 長岡造形大学/渋谷弘文、掲載メディア:テレビ(BS5社)

第一回公共広告機構CM学生賞グランプリ作品。2004年10月23日、中越地震で、地元の学生が実際に体験したことをストレートに伝えることで、助け合うことの素晴らしさを訴える作品です。

メンバーが、足りない。テーマ「骨髄バンクのドナー登録推進」 支援団体:骨髄移植推進財団
企画・制作:博報堂、掲載メディア:テレビ/ラジオ/新聞/雑誌/ポスター

今年から骨髄バンクのドナー登録は18歳からになりました。これは今回のキャンペーンを行う上で、非常に大きなニュースです。広告ではこれを切り口にメッセージすることで、足りない10万人のドナー登録を目指そうと考えました。そしてこのメッセージを若い人に向けて、いかに強く共感を持って呼びかけることができるかが、この企画のポイントだと思いました。

名前も知らないアナタへテーマ「開発途上国への医療支援」、支援団体:世界の子どもにワクチンを 日本委員会
企画・制作:電通、掲載メディア:テレビ/ラジオ/新聞/雑誌/ポスター

 はしか、ポリオ、百日咳、破傷風、結核、ジフテリア。日本ではほとんど見られなくなった、これら六大感染症によって、世界では今も、毎日6千人の幼い命 が奪われています。「世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」は、自国でワクチンを作ることができない発展途上国に、ワクチンを供給することを目的としている民間の国際支援団体です。この作品 では、当団体がもっとも力を入れてきたともいえるミャンマーでの活動の成果を伝えるとともに、まだまだワクチンが足りないことを切実に訴えます。

いのちの枝テーマ「給食による教育機会の拡大」、支援団体:国連WFP協会
企画・制作:電通、掲載メディア:テレビ/ラジオ/新聞/雑誌/ポスター

WFP国連世界食糧計画は、国連唯一の食料援助機関です。その活動の中でも、給食を援助することで子どもたちを飢えから救い、さらに就学率も高める学校給食プログラムを取り上げます。このテーマは、昨年度制作の「ごはんの教科書」キャンペーンに引き続く第2弾となります。場所も昨年度と同じく、アフリカのモザンビーク。現地の子どもたちが実際に行っている登校中の「枯れ枝拾い」を活き活きと描くことで、給食と教育の大切さを訴えます。

新しい人生テーマ「臓器提供意思表示カードの認知促進」、支援団体:日本臓器移植ネットワーク
企画・制作:電通、掲載メディア:テレビ/ラジオ/新聞/雑誌/ポスター

今、臓器提供への関心が高まっていますが、欧米諸国に比べるとまだまだその認知が低いのが現状です。提供するか、しないかは、あくまで個人の自由意思で す。いずれにせよ、大勢の人があらかじめその人の意思を示しておくことは、今この瞬間も提供を待ち続けている多くの患者の方々にとって望ましいことなので す。ゆえに、このキャンペーンの目的は、あくまで「臓器提供意思表示カード」の啓蒙と普及促進です。

乳がん年齢(家族篇・オフィス篇)テーマ「乳がんの早期発見・早期治療」、支援団体:日本対がん協会
企画・制作:東急エージェンシー、掲載メディア:テレビ/ラジオ/新聞/雑誌/ポスター

最近、日本女性の乳がん罹患率が急上昇。中でも40代半ばの「女ざかり」がそのピークであるという事実を、当事者である女性にもっと知ってもらいたい。 特にその年代の女性は家庭でも仕事先でも頼られ忙しく、自分の健康は二の次になっているのではないか…そう思ったことから企画をスタート。「乳がん年齢」 という言葉が検診受診のきっかけとなり、働き盛りの女性を応援するキャンペーンとなるよう願って作りました。

見えない連鎖テーマ「エイズ検査の促進」、支援団体:エイズ予防財団
企画・制作:大広大阪本社、掲載メディア:テレビ/ラジオ/新聞/雑誌/ポスター

近年、エイズ問題はあまり話題に上らないのですが、現実には、HIVは着実に広がり続けています。世界では過去20数年間に6,500万人以上が感染し、 日本国内でも毎年1,000人近くの新たな感染者とエイズ患者が増えているそうです。と言われてまだ、自分は関係ないと思っている人に。自分や彼女から先 の、過去の人間関係へと遡ってみると…エイズが俄に自分自身の問題に見えてくる…エイズへの再認識を促します。

ゆりかごテーマ「子どもの読書推進」、支援団体:読書推進運動協議会、企画・制作:電通 掲載メディア:電飾看板

子どもの読書推進キャンペーンも、6年目を迎えました。実はこのテーマは、子どもの問題というよりは、大人が解決すべき問題でもあります。幸い、全国各 地で子どもへの読み聞かせ運動が、草の根的に広まってきています。絵本や児童文学も静かに、確実に書き手と読者を増やしています。これを単なるブームで終らせないためにも、公共広告として、このテーマを続けていく必要があると考えています。

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